グローバル補助金事業(タイ浄水設備)

事業の報告動画は ⇒⇒⇒ 「タイ浄水設備設置事業動画」


八幡西ロータリークラブ「グローバル補助金活用事業」報告

【プロジェクトの概要】

八幡西RCでは、2018年からグローバル補助金を活用した事業を進めるためのプロジェクトチーム(リーダー:八幡西RC 大林清幸)を立ち上げ、ロータリーの重点分野である「水と衛生」を活動のテーマと定め、東南アジア圏を中心に実施する内容、パートナーとなるロータリークラブの選定等を行い、今回の事業を行うこととなりました。タイの郊外の地域では、まだ安全な水の確保が困難な地域が多くあり、今回のプロジェクトの対象先に選定されたタイのサラブリ県は長年にわたって深刻な干ばつに直面しており、この県の多くの地域、特に設備を設置したプラプッタバート郡の地域の人々(人口約1500人)は、日常生活で使用するための安全な水が確保できず、乾季には汚染された状態のままの水を生活水として利用しているというような現状が続いています。
今回の事業ではロータリー財団のグローバル補助金(約750万円)を活用して、この地域に浄水設備(地下水をくみ上げ、浄水し、貯水するシステム)の設置を行いました。
またこのプロジェクトでは、地下水システムを利用した浄水設備の提供と合わせ、地元行政や地域のリーダーとなる人々を通じ、地域住民に水を原因とする疾病予防のための知識の伝達、衛生面に関する習慣や実践の教育を進め、大切な水への理解も深めていきました。地下水を利用するためには、その地域に住む人々が地下水を保全していく重要な責任があり、水は本質的に天然資源であることを理解させ、今後持続可能な共生のための水配分管理に配慮する意識の向上のための啓発活動を合わせて進めています。
浄水設備の設置は、当初は2020年の完成を目指し計画を進めていましたが、世界的なコロナウィルスの感染拡大の影響により、計画が大きく遅れ、2021年秋に設備が完成いたしました。その後、現地での設備の引き渡しは既に行われていましたが、この度コロナの感染が一段落した2023年2月、八幡西RCの有志12名がサラブリ県プラプッタバートにある設置先となった地元行政が管轄する医療センターを訪問して、設備の贈呈式を行いました。年間に約3000人が訪れる医療センター内への浄水設備の設置により、多くの住民が安全で清潔な水を利用できるようになったことは、地域住民の衛生状態や健康面にとって非常に重要なことであるとの感謝の言葉を地元行政や住民の方々より頂きました。